親戚が、趣味で週末にそば打ちを行っている。
初めは、青山にあるそば教室に通っていたそうだ。そば打ちは、水回しなるものが難しいらしい。
その水回しがうまいと褒められ、調子に乗ったのかそば打ちが楽しくなったようで、今では彼の自宅にそば打ちセットが全て揃っている。
そば粉選びから楽しむらしい。どこのそば粉はまとまりづらいとか、あそこのそば粉は食感がモチモチするとか。。
そんな話を聞いていたら又木祐治も興味を持ち、彼の家でそば打ちをさせてもらうことにした。
なるほど、水回しは難しい。ポロポロとダマになり、もっと水を入れたくなってしまう。ここは途中で代わってもらった。
その後の練り作業も、ただこねくり回せば良いというわけではないから大変だ。菊の花のようになるように丁寧に練っていき、ひと段落したころには汗が出ていた。
この後、生地を伸ばすのだが、これも厚さが均等になるように、切れないように伸ばすのが至難の業。
包丁には慣れていると自負しているが、そばを切るのは変な緊張感があり、時間がかかってしまった。
しかし、自分で一から作ったそばは格別だ。今後も月に一回又木祐治もそば打ちに参加させてもらうことにした。
時間があれば出汁もカツオと昆布からとれば、お店顔負けの手打ちそばを家で食べられる。
そば打ちを楽しむと、そばの消費も考えなくてはならなくなる。常につけそばでは飽きてしまうからだ。
来月はどうやって食べようか…。
