平日の朝ごはんは和食、土日はパン食と又木祐治の家では決まっている。
基本は食パンにバターやはちみつを塗って食べるのだが、一時期ギーにはまっていた。
最近またギーを食べたくなったのだが、昔に比べるとその人気は落ち着いているように感じる。
ギーは澄ましバターとも言われていて、バターから水分やタンパク質などの不要物を取り除いたものである。よりピュアな味のするものだ。
インドを中心とした南アジアで昔から使われているアブラだが、2015年にアメリカのTIME誌で「続・最も健康的な食品50」に選出されたあたりで脚光を浴びたという感じだろうか。
一言にギーと言っても種類がある。又木祐治の好きなギーはグラスフェッドギーだ。
グラスフェッドとは、天然の牧草で育った、自然な環境で育った牛を指す。
グラスフェッドのおいしさを一番感じたのは、アメリカ在住中に飲んだ牛乳だ。
アメリカは牛乳の種類が豊富で、一つのブランドから何種類も牛乳が出ている。今まで飲んでいた牛乳よりも2ドルほど高いグラスフェッドミルクを飲んで驚いた。まるで牧場でしぼりたてのものを飲んだ時のような感動があった。
多少高くても、あのおいしさを知ってしまうと後戻りはできない。
焼いた食パンにギーとはちみつを塗ったらそれだけで満足できる一品になるが、他にもパスタや炒め物に使うと、料理のレベルがあがる。
おいしい料理が食べたくなる年末に向けて新たにギーを購入しよう。
