又木祐治ももう若くはない、気持ちはまだ30代の頃のようにギラギラしているが、確実に年老いている。
同じように、両親も歳を取り高齢者と呼ばれるようになってしまった。
ありがたいことに両親は健在だ。
元気なうちにできる限りのことを自分でやりたいという考えらしい。
実家までは車で1時間半ほどだ。妻も働いており、息子の学校もあるのでなかなか頻繁には帰省できない。
実家に帰るたび家の中がスッキリしていることに気づく。終活の一環だ。
先日帰省したときに、又木祐治の物があるから片付けてほしいと言われた。
着々と片づけをしている両親を見て、又木祐治もできるときにやろうという気持ちになった。
最近は断捨離とかミニマリスト等という言葉もよく耳にする。
必要最低限のもので豊かに生活する。我が家もその方向性でいきたい。
試しに週末に自分の物だけでも断捨離をした。
1年以上着ていない服、もう読まない本、旅行の思い出に買ったものでずっと引き出しの中に眠っているものたち。
1日作業をして疲れたので終了したが、まだまだ手放せそうなものはあった。
4人家族なので、家全体の物を見直せば相当いらないものがありそうだ。
家の中がすっきりするのは気持ちがよく、不要なものが無くなることに妻も賛成だった。
